2025年になりました。毎年恒例行事として、資産額を集計しています。
細かく損益を計算するのは大変なので、時価を把握する程度にしていますが、
2024年はプラス2,900万円となり、年収を超えました。
内訳は以下の通りです。
現預金:プラス900万円
株:マイナス190万円
暗号資産(仮想通貨):プラス550万円
金・ダイヤモンド:プラス1,500万円。
保険金:プラス50万円
iDeCo:プラス90万円
これにはびっくり。
今回は資産クラスごとの成績をまとめてみます。
現預金
プラス900万円でした。
収入からの貯蓄分に加え、金ETFの売却益、FXからの出金も含まれています。
純粋な貯金額としては800万円程度でしょう。
未だに節約習慣が抜けず、モノを買おうにも軽い罪悪感が顔を出し、躊躇してしまいます。
さらに2024年6月の診療報酬改定でクリニックの売上が減少し、財布の紐が堅くなりました。
一度身についた倹約癖は簡単には抜けないようです。
株
マイナス190万円となりました。
若干の株を売却したため、株の占める割合は減っています。
金ETFもこのカテゴリーに含めていますが、1g=12,000円を超えたときに一部を売却しました。
今は15,000円と上昇しているので、もっと待っていれば良かった・・・。
でも、損切りよりは遙かにマシです。
「利食い千人力」と考え、自分を納得させています。
2024年8月5日に日本版ブラックマンデーが起きましたが、評価損になった銘柄は2つだけで、気分的に平静を保っていました。
コロナショックで購入したものがほとんどであり、超長期投資のスタンスでバーゲンセールを狙う戦略が、自分には合っています。
なお配当金・分配金は30万円程度でした。そのため複利効果は弱い状態です。
暗号資産(仮想通貨)
プラス550万円となりました。
「米国を暗号資産の首都に」と発言していたトランプ氏が大統領選に勝利したことで、大幅な上昇となりました。
保有銘柄はビットコインとイーサリアム。
2022年11月にFTXの破綻時に購入しており、6倍に上昇しています。
ビットコインのような新しいアセットクラスは、総資産の数パーセント入れておくと、大化けすることがあります。
売却益は給与との総合課税となるため高税率の医者には不利ですが、
スパイスを効かせる程度保有すると、投資が面白くなります。
金・ダイヤモンド
プラス1,500万円。一番の稼ぎ頭になりました。
2024年の金価格は、ドルベースでプラス30%、円ベースでプラス37%です。
円安が含み益増加に大きく寄与しました。
2024年はインフレが顕在化し、生活が苦しくなっています。

円預金だけでは購買力が低下した年でもあり、インフレ対策としての金が実力を発揮した年でした。

政府・日銀は量的緩和=円の増発を続けていますが、利上げすると円高に振れる可能性があるため、
円ベースのゴールドは一時的に下げるかもしれません。
それでも長期ではインフレが進むと想定しており、純金積み立ては継続しています。
保険金
プラス50万円です。
このアセットは解約返還金を計上しています。
年齢が上がると、保険契約も見直す必要がありますね。だいぶスリムにしました。
iDeCo
プラス90万円でした。
iDeCoは毎月2万3千円積み立てていますが、それを上回る含み益でした。
購入しているのは「三菱UFJ純金ファンド」で、金ETFに投資する商品です。
中心的なアセットクラスではないのですが、節税として投資しています。
まとめ
気がついたら、資産増加額が年収を超えていました。
円預金だけでは、決して達成できなかったことです。
あらためて「お金がお金を生む」資本主義の本質を実感しました。
トマ・ピケティは「21世紀の資本」で「r>g」の経験則を述べています。
r(投資による収益)はg(経済成長率)を上回ります。
過去50年、全世界のGDP年間成長率7%上昇に対し、株・債券は10%、金は8%です。

本格的に資産を増やしたいなら、レバレッジ(=借り入れ)が可能が不動産投資が良いと思います。
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しかし自分は小心者なので、借金なしで金融商品や金への投資を行い、枕を高くして寝ています。
今後の課題は配当金・分配金を増やすこと。
貯蓄額よりも安定した定期収入が、老後の生活に安心感をもたらします。
さて、2025年はどのような年になるでしょう?
注目しているのは世界各国の景気動向、インフレ動向、米国債務状況です。
中国と欧州は、既に景気後退に入っています。
米国だけひとり気を吐いていますが、インフレ率が高止まりして、利下げが進められない状況です。

トランプ政権になっても財政出動は続くとみられるため、米国債発行額は減らせないでしょう。
金利の高止まりで、米国の年間利払い額は1兆ドルを超え、防衛費を抜きました。
すでに借金で借金を返済せざるを得ない状態です。
米国消費者の借金も増え、商業用不動産の不良債権も溜まっています。
まさに現代貨幣理論(MMT)の副作用が現れています。
もうすぐバーゲンセールが来ることを見据え、今年も仕事をガンバってキャッシュを貯めます。
消費税ゼロで日本再生!?客観的データを用いて提言しています。
数字が多くて大変ですが、国際的なマネーフローも理解できます。