こんにちは、山のクマです。
まさかのウクライナ侵攻!
びっくりすると供に、とても残念です。
欧米はロシアに対して経済制裁を発動しました。
金価格も高止まりしています。
「有事の金買い」はよく知られていますが、
「上がるから買っておけ!」ではないんですよ。
「有事に備えて金を買っておけ」。
ロシアは制裁に備えて、ここ数年着々と行動していました。
ものすごくしたたかです。
彼らの金融政策を読み解くことで、我々の教訓にしようと考えました。
金は「ゴールド」と「収入」の2つの意味があるんです。
マネーの仕組みを確保する
世界の基軸通貨はドル。
制裁で米国からドル取引の制限を受けると、売買が出来なくなります。
ロシアはどうしたか?
売買取引制限がかかると、せっかくの米国債を売却できなくなってしまうから。
こうして物を売ってもマネーが入る仕組みを確保しました。
プーチンの営業活動
ウクライナ侵攻前に重大な国際イベントがありました。
中国に天然ガスをもっと買ってもらうことが合意されました。
ロシアは世界最大の天然ガス産出国!
欧米の制裁で売れなくなると、大打撃です。
習近平とプーチンの会談で、
ロシアは新しい顧客を見つけ、中国は必要なエネルギー供給を得る。
win-winです。
ユーロは安全なのか?
ユーロ取引を停止すると、EUがエネルギーの相当量を失います。
だから禁止することは考えにくいんですよ。
このように、ロシアは自国の商売先をきちんと確保していました。
さらにもう一つ、重要なポイントが「ゴールド」。
公的金保有
金は、ユーロでも取引できなかった場合の最終通貨です。
そう、ゴールドはお金なんですよ!
「え、うそでしょ!」と思う気持ちはわかります。
しかし日本でも2019年まで、金がお金として通用した取引があったんです。
それは三菱マテリアルの宝飾品部門。
「ネックレス:価格 金2.5g」と書かれていると、ゴールドはお金なんだと実感するんですよ~。
さて、今後ロシアがSWIFT(国際送金を行うシステム)から排除する事を欧米は検討していますが、
そうなっても金現物で取引が出来ます。
やはり金は有事に備えて備蓄しておくものです!
(追加)欧米はロシアの一部銀行をSWIFTから排除することを決定しました。
我々も備えよう!
有事は何も国レベルだけではありません。
医者も日本の財政破綻に備える必要があります。
2つの「金」について準備をしましょう!
診療報酬以外の収入を考える
国家破綻では診療報酬に大きなダメージを受けます。
株の配当、不動産収入、サイドビジネス、なんでも良いです。
別の収入源を今のうちから確保しましょう。
最も手短なのは検診のバイトです。
収入ゼロになったとき、多くの人は貯金で生活すると思います。
でも貯蓄を取り崩すことは、ものすごく心的負担が大きいんですよ。あかま
わずかでも良いので、保険診療以外の収入があった方が良いです。
ゴールドを持つ
今日からでも出来ます。
ドル、ユーロも悪くないですが、MMTによって既に価値が減っています。
通貨の価値が減る?
実感しにくいと思いますが、インフレとなって現れています。
インフレは通貨価値=購買力が低下することなんです。
金価格が年単位で値上がりしているのも、通貨価値の下落です。
まとめ
ロシアの行為はとても残念でした。
被害が広がらないことを祈ります。
でもこの出来事をきっかけとして、
自分の危機の備えを考えさせられました。