こんにちは。山のクマです。
投資というと、株が真っ先に思い浮かぶと思います。
株はインフレ対策にもなり、資産形成の王道です。
こちらのブログでも、最後に紹介しています。
では、どのような戦略で株式投資を行うか。今回はこの点を考えてみます。
結論は長期投資を基本とし、その中で自分の状況に合った方法を選ぶと良いようです。
資産形成のためには長期投資が原則
株は「1週間で100万円儲かった」「元手10万円が100倍に!」など、簡単に儲かるような文句が飛び交っています。
実際、短期間で大儲けする個人投資家もいます。しかし少ない。
短期投資で利益を上げているのは、ウォール街を初めとする機関投資家です。
彼らは莫大な資金と知識を使い、短期間で利益を得ています。
個人投資家が機関投資家に対抗するのは、まず無理です。
ではどうするか?
一つは機関投資家の動きを読んで、便乗すること。コバンザメです。
これを実践しているヒトはいますが、常に相場とにらめっこしています。
忙しい診療を行っている医者には無理です。
別の戦略は何か?それは長い時間軸を使うことです。
投資銀行やファンドは3ヶ月~半年の決算があるため、その時までに利益を確定しなければなりません。
もし利益が少なければ、出資していた投資家が資金を引き揚げ、ファンドはつぶれます。
個人投資家が唯一、機関投資家に勝てる方法が、長期投資なのです。
我々は、投資に数年から数十年掛けることが出来ます。
投資をしている間、普通に仕事をして給与をもらえます。投資ファンドは、利益を上げないと給与が出ません。
株式投資は長期が基本です。
インデックスファンドのドル・コスト平均法
古典的な投資法がこれです。
各証券会社から、日経平均、TOPIX、ダウ、S&P500など、メジャーな株式指標と同じように動く投資信託が販売されています。
これを毎月、同じ額だけ購入し積み立てます。
高いときには少なく、安いときには多く変え、10年単位で見ると投資額より増えると言われています。
またインデックスファンドは手数料が安いことも、利点です。
実際、ウォーレン・バフェットも、平均的な投資家には良い方法と話しています。
不安定な株式市場でこそ活きるオマハの賢人バフェット氏の言葉:The Monley Fool
いろいろ批判はされますが、これだけ長く使われてきている方法なので、節税も加えてiDeCoやつみたてNISAでやってみるのが良いと思います。
ETF(上場投資信託)を使った分散投資
投資対象を分散するという、以前から知られている方法です。
具体的な戦術としては、YouTuber高橋ダンの本が良いです。
僕がウォール街で学んだ勝利の投資術
→Amazon.co.jp
彼は投資内容3つのカテゴリーに分けて、次のようなパーセンテージになるよう、毎月ETF等に投資すると良いと述べています。
A:株式、社債、不動産、外国通貨 → 40~60%
B:国債、現金 → 10~30%
C:コモディティ(現物資産)、仮想通貨 → 20~40%
毎月時価で評価して、割合を修正するように追加購入、場合によっては売却を行ってリバランスします。
これはなかなか上手い方法と思います。10年以上の時間を掛けてバランス良く、損失を少なく投資できる方法です。
ファンダメンタル投資
企業価値を評価して株を買う、株式投資の王道です。ウォーレン・バフェットが有名です。
企業の決算報告書を読み込み、株価が割安か、将来伸びるか、等を判断します。
自分もいくつかやってみました。
やってみるとわかるのですが、結構大変です。
しかし、企業の隠れた欠点があぶり出されることもあります。
貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)を読む力は必須です。
自分も勉強したのですが、勤務医の頃は身につきませんでした。
しかしクリニックを経営するようになり、自分でB/S、P/Lを作って、初めて読めるようになりました。
実践が大切です。
勤務医の方は、家計でB/S、P/Lを頭に汗をかきながら作ってみると、みるみる決算書が読めるようになって来ると思います。
超長期投資:底をさらえ!
自由気ままな整形外科医さんがオススメしている方法です。
こちらの本に詳しく載っています。
医師の経済的自由
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例えば彼は、サブプライムローンが問題となったリーマンショックの時、不動産への不安からREITも下落しました。
下落したREITを安値で買い漁り、その後の上昇で大きな資産を作っています。しかも分配金で、定期的な収入も得ています。
その時代で売り超になっている株を、安く買う。かなりの勇気が必要ですが、資産を作るには安定志向では無理です。
暴落している中で、財務状態の良い銘柄を購入する必要があります。この時、ファンダメンタル分析が必要になります。
自分もこれは大いに参考にしています。
今はコロナ禍。安くなっている株はどれでしょう?その中で財務的に問題のないのはどれでしょう?
自分で考えてみると、株式投資への目が開かれて行きます。
最後に:投資はメンタルが大切
医者は収入が多く、節約を行えば投資資金を容易に手にできます。
そのため、株式投資はオススメなのです。
ただ、本業をおろそかにしてまで行うモノではありません。
また、投資はメンタル面が重要です。少しの損で動揺して診療できなくなるようでは、向いていません。
基本的な知識を獲得したら、小額から実行してみることをオススメします。
自腹を切らないシミュレーションでは、自分のメンタルがどうなるか、試すことは出来ませんから。
バフェットの頭の中を見ることができます。練習問題のように企業分析をすることで、実力がついていきます。
億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
→Amazon.co.jp