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【読書】2022年に読んだ本

【読書】2022年に読んだ本
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毎年面白い本が出てくるので、次から次へと読んでいます。

流し読みするのも多いのですが、

「コレは!」と熟読する本にも出会います。

今回は2022年に読んだ書籍の中から、ツボにはまった5冊を紹介します。

エフォートレス思考



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脳は処理できる能力が限られています。

それを上手に配分することが効率化の肝ですが、

恐怖や怒りと行った「感情価」の高いモノに、リソースは多く取られてしまいます。

強い感情が渦巻くと、本当に大切なコトをやる余裕がなくなり、

どんどん時間が過ぎてゆきます。

・さまざまな情報やノイズの中から、今やるべきコトを見つけ出して集中する
・自分でコントロール出来ない事はあきらめ、出来ることに集中する
・最低限の労力で行うにはどうしたらよいか?を考える
・上手に休む、シッカリ寝る

この本では「素早く仕事をやる」のではなく、

「ムダをそぎ落と」して「脳のアクティビティーを最適化する」方法を、紹介しています。

ヘーゲル哲学に学ぶ考え抜く力



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とかく人間は「わかりやすい」モノに引かれます。

しかし、世の中はわかりにくいことだらけ。

「わかりやすい」説明には、何かが抜けています。

スッキリしないものをスッキリ証明出来るかのように言うことは欺瞞である

と著者は喝破します。

「考え抜く」とは、スッキリしない思考を放棄しないこと。

「考え抜く」方法として、ヘーゲルの「テーゼ、アンチテーゼ、アウフヘーベン、ジンテーゼ」はとても有用です。

現れた矛盾する2つの事象をみて、

・それぞれの共通項を見つける
・良いところを残す
・両者を説明できる新しい概念を見つける

頭に汗をかいて考え抜くことで、より抽象度の高い概念にたどり着きます。

その結果得た知見は応用範囲が広く、より多彩な、より未来の事象に対応出来るようになります。

例えば今の日本経済。

国債発行額はGDPの2倍以上。しかも全世界的な金融引き締め。

金利上昇から金融危機への発展、さらには国家破綻の危機も視野に入ってきました。

保険診療に依存している医者も、どうなるかわかりません。

不確実な時代に生き残るには、ヘーゲル哲学が強力な武器となります。

プリンセスマーケティング



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女性へどうやって売るか?

もちろん人それぞれですが、この本では多くの女性が持つ心理をもとに、戦略を解説しています。

女性は「自分はプリンセス」であり、現実は仮の姿、お城にいる自分がリアルと深層心理で思っています。

そんな女性には「イヤな現実を一瞬で変えることが出来る魔法」のように提示するのが効果的。

しかも、自分が選んで満足するなら高いモノでも厭わない。

さらに、プリンセスへは丁寧なフォローがとても大切。

外来をしていると、本当に多くの女性がダイエット系のサプリを飲んでいます。

減量には運動療法+食事療法しか効果ないのに・・・。

この本を読み、高額なダイエット商品が売れる理由がよ~くわかりました。

我々はどこから来て、今どこにいるのか



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人類学者、エマニュエルトッドの集大成です。

フロイトを援用し、さまざまな社会現象を読み解いていきます。

人びとを動かすのは、政治経済でも教育でもなく、無意識に深く入り込んだ宗教と家族システム。

時代が進むにつれて宗教は廃れたようにみえますが、その教義は「習慣」と化して深く深層心理に入り込んでいます。

多くの日本人は無宗教と言われていますが、

正月に初詣をし、大晦日には除夜の鐘をつき、子供が産まれると神社にお参りをし、葬儀ではお経を唱えてもらう・・・。

神道と仏教が「これでもか」と日常生活に食い込んでいます。

また教育は、識字率の上昇、女性の高等教育普及により、社会構造を大きく変えます。

文字を読めるようになってはじめて、マニュアルを読めるようになり、産業の高度化が進み、

日本では女性の進学率上昇が、結婚・出産年齢の上昇、婚姻率の低下を引き起こしています。

さらに高等教育の普及は学歴による人民の階層化=メリトクラシーを引き起こし、社会の混乱が広がります。

貧困の連鎖、階級の固定化は、まさにメリトクラシーの結果。

エマニュエルトッドは、現代の社会構造を鋭く描き出しています。

女嫌い:ニッポンのミソジニー



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10年以上前の本ですが、2022年のインパクトNo.1でした。

様々な思想をフルに援用し、日本の社会構造の本質を暴き出しています。

全ての現代人の深層心理にはミソジニー=女性蔑視が刻まれており、それによる社会問題が噴出しています。

ニュースになった自衛隊でのセクハラ問題も、マッチョな集団である自衛隊だけの問題ではなく、日本人に染みこんだ男尊女卑の結果と分析できます。

さらに2021年東京オリンピックのアーチェリー金メダリスト、安山選手(韓国)へのバッシング問題。

「なぜショートヘアでこんなに叩かれるのか?」疑問でした。

韓国は日本以上に男尊女卑が強いようですが、

本書を援用すると、韓国男性は、ショートヘアと女性性の薄い安山選手から、弓矢で射貫かれる恐怖を味わったのでしょう。

また小室圭さんに対するバッシングも、

皇室の上昇婚という視点から、読み解くことが出来ます。

どういうことか?一言で説明するのはムリです。

上野千鶴子さんが「考え抜いた」理論を、本書で是非味わってください。

この本は、ミソジニーと葛藤した著者が、同じく苦しんでいる女性に向けて書いた本なのでしょう。

女性医師を含めた高学歴女子の苦悩も、赤裸々に描き出しています。

現代社会を読み解くための、強力なツールとその使い方を学ぶことができました。

まとめ

本は読むだけでなく、内容を消化して身につけることで、生活で応用できるようになります。

面白い本は、佐藤優著「読書の技法」の方法で記録をつけています。

山のクマおすすめで紹介します。

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本文中で紹介した本です。

手間はかかりますが、効果は抜群




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