本日、2024年3月29日、金価格が1万2千円を突破しました。
やはり金インゴット(延べ棒)欲しいな・・・。
ゴールドは積立ていますが、インゴットは見たことありません。
金投資家として、一本は欲しい。
本当は大っきーのがイイんですが、高くて買えません。
20gでガマン。
通販で買う手もあるのですが、お店で買いたかったため、先日Ginza Tanakaに行きました。
●在庫確認・・・のはずが
一時期「金貨がない」という情報があり、行く前に電話で確認しました。
「20gのインゴットを買いたいのですが、在庫ありますか」
店員「それならありますよ、あ、いくつ必要ですか?」
「え・・・いっ・・・一個です」
「一個なら大丈夫です。気を付けておいでください」
・・・金塊を大量に買う客がいるってコトですよね・・・すごい・・・。
自分の小ささを叩きつけられました。俺って小物やな・・・。
●いざ店へ
ある祝日。この日は晴れて、街は人であふれていました。
賑やかな通りを歩き、Ginza Tanakaさんの近くまで来ると・・・
「がたい」のいい男が、ガラス向こう側で仁王立ちしてるじゃあーりませんか。
ヤバい、鋭い目つきでにらんどる・・・、ちょっと、怖いんだけど・・・
ビビりましたが、「オレは客だ!」と奮い立たしてドアに近づくと・・・
「いらっしゃいませ!」(ニコニコ)とドアを開けてくれました。
うーむ、かわいい。ギャップ萌え。
社員教育が完璧。さすがGinza Tanaka。
●店内は
光っています。まぶしいくらい。
当たり前です。金とプラチナのお店です。
ショーケースに、ブレスレット、ネックレス、小判(!)、仏具などが陳列されています。
眺めていると、女性の店員さんがイロイロ説明してくれます。
「端午の節句」や「ひな祭り」をモチーフとした小判が目をひきました。
純金20g小判で45万円!
相場の2倍の値がついています。
純金「こいのぼり」に至っては54万円・・・2.5倍。
資産家はこれらを孫に送るんだろーな~。
一通り眺めた後、
店内には数人のお客さんがいたため、
「あの・・・・20gの・・・・インゴットを・・・・買いたいのですが・・・・」
と、小声で店員さんに告げます。
「分かりました。こちらへどうぞ」
イーーーッツ・ショーーーターーイム!
●インゴット購入
案内されたのは、陰にあるカウンター。ショールームからは壁で隠されています。
プライバシー保護と盗難予防を兼ねているのでしょう。
カウンターはアクリル板で仕切っていますが、下に物品をやりとりするための穴が開けられています。
これも感染対策ではなく盗難予防でしょう。
防御は完璧。
価格表を見せてもらいながら、
「本日の金価格はこちらですので、20gだとこの値段になります」
あれ?今日は祝日のはず。
「祝日でもウィークデイなら値段は出ます」
知らなかった。マーケットは動いているんだ。
説明同意書を提示され、売買が成立したら返品はできないこと、記名者と購入者が同じであること、などの説明を受け、サイン。
さらに住所、氏名などを記入しました。
今回は身分証明書は不要。
以上で売買契約が成立し、店員さんは奥へ。
いよいよインゴットの登場。テンションが上がります。
うわー、キラキラしている!
ゴージャス、いや、ゴールド!
手に持ってみると、ずっしり、重い。
豊島逸夫さんが「投資で大損した人は、金の重さに感激する」と話していたが、その通り・・・。
輝きと重さ。この質感が金の魅力。
「念のために測定しますね」
量りは20.3gを示していました。
受け渡し時に確認することで、将来のトラブルを予防しているのでしょう。
インゴットはビニールに入れ、フェルトのポーチに納め、紙袋に入れて渡してくれました。
売却時の利益には、税金がかかるため、購入計算書もしっかり頂く。
と、無事に購入できました(あたりまえか)。
●リラックス・タイム
売買も終了し、店員さんとリラックスして雑談をしました。
喜平ネックレス
World Gold Councilのレポートの通り、喜平ネックレスが若者に人気。
ファッションと資産性を考えて買ってゆくとのこと。
現物を見せてもらいながら、説明を受けました。
喜平はチェーンをねじって組み上げ、カットを施して仕上げます。
カットが少ないとごつごつ感が出て「ヤンチャ」なイメージになりますが、
多いとキレイに反射するようになり、上品な仕上がりになります。
ダイヤモンドのブリリアントカットのようなイメージです。
金貨
入荷が困難だったメイプルリーフやウィーンハーモニー金貨も、
最近は潤沢に入ってきているそうです。
これなら在庫確認は不要。
今度は自らの小物感を演出しなくても良さそう・・・。
昔は取り扱いのある金貨を高く買い取る「買取プレミアム」がありましたが、今はありません。
ただ、Ginza Tanakaで取り扱っていない金貨(カンガルーやパンダ)よりは良い値段で買い取ってくれるそう。
実物のコインを見ると「ゴールドはお金なんだな~」と改めて感じます。
●まとめ
インゴットを購入し、金について学ぶことができ、つい時間を忘れて楽しみました。
店を後にするときにも、いかついガードマンが
「ありがとうございました!」
と満面の笑みで送り出してくれました。
金ショップは鉄壁の要塞に囲まれたワンダーランド。
異空間でのショッピングは、大変満足度の高い体験でした。
World Gold Councilでも働いたことのある専門家の著書です。