ものすごい勢いで円安が進んでいる・・・。
びっくりしている山のクマです。
わずか1ヶ月で10円以上。
2022年4月28日には130円になっちゃいました。
きっかけは日銀の決定会合。
黒田総裁は金利を0.25%にする指し値オペを継続すると表明しました。
円安が進むと、物価が上がっちゃうんですよ。
どこまで円安は進むんだろう?
今回はチャートを使って、年末のドル円を予想してみました。
なお、こちらのメルマガを参考にしています。
ドル円は日米金利差に相関する
こちらのチャートをみてもらうと、金利差とドル円の関係が一目で分かります。
今は2.6%くらい。
日米の金利差って、だいたい1%~2%なんですよ。
そこから離れて上がると、ドンドン円安が進みます。
今FRB(米国の中央銀行)は金利を上げているのに、日銀は指し値オペで0.25%に無理矢理固定させる。
そりゃ金利差も開きますわ。
では、過去にはどの程度の金利差になったのでしょう?
金利差の最大は3.4%
チャートでは過去15年までですが、最大金利差は2006年と2007年の3.4%でした。
2007年は米国で、住宅価格がドンドン上昇していました。
バブル価格となったため、中央銀行が金利を上げていました。
そして、2008年にはリーマンショック。大きな金融危機になっています。
その2007年、ドルは124円でした。
あれ?今より金利差が大きいのに安い?
そう。2007年と2022年では日本の状況が違うんです。
2007年と2020年
何が違うのか?主要な項目を挙げてみます。
2007年:金利差3.4%でドルは124円
国債GDP比:175%
貿易黒字:1兆円
経常黒字:21兆円
マネタリーベース(通貨発行量):100兆円
2022年:金利差2.6%でドルは130円
(以下のデータは2020年)
国債GDP比:266%
貿易黒字:マイナス0.38兆円
経常黒字:14兆円
マネタリーベース:700兆円
つまり、借金が増え、稼ぐ力が無くなり、通貨発行量がむちゃくちゃ多くなった。
特に通貨発行量が7倍にもなっています。そりゃ円安にもなります。
さて、今後どこまで円安は進むのでしょうか?
ドル円予想
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275-300の項目が最も高くなっています。これ、2.75%~3.00%の意味です。
つまりマーケットは、年末のFRBによる金利を3%と予想しています。
米国10年債は+1.5%程度なので4.5%。
日銀が指し値オペを続けるなら、日米金利差は4.25%。
チャート延長すると・・・・
4.25%の時は約142.5円となりました~。
もちろんFXはさまざまな要因が絡むので、この通りになるわけではありません。
でも、年末にかけて140~150円となっても驚きません。
まとめ
大胆にも年末のドル円を予想してみました。
既に円安によるインフレが加速しています。
日銀は本当にこのまま、指し値オペを継続するのかな?
インフレが進むと、あちこちから利上げの圧力がかかると思うんだけどな~。
いずれにせよ自己防衛しないと、ドンドン生活が苦しくなってしまう気がしています。
インフレに強い資産を加える必要がありそうです。