ガソリンが上がる・・・電気が上がる・・・JRが上がる・・・カップヌードルが上がる・・・ポテチが上がる!!
あー、こまった。困っている山のクマです。
日銀が「2%のインフレを目標にドンドンお金刷りますよ~」と言っていたけど、
値上げなんか、ほとんどなかったのに・・・。
どうして値上げラッシュになったのでしょう?
ウクライナ危機で原油が値上がりするので、ガソリン代が上がるのは分かります。電気代が上がるのも分かります。
でも原油って、2011年~2015年も高かったんですよ。
今回はナゼ一斉に??
原油高+円安だけでは説明が難しい感じがするんですよね~。
コロナ禍で物流が滞っているのもあるんでしょうけど・・・。
そんな時、こんな本を読んで腑に落ちました。
物価とは何か
→Amazon.co.jp
インフレは国民が作っているんです!!
ナニソレ?
2010年代値上げはなかった
アベノミクス以降、日銀はジャンジャンお金を増やしました。
でも、国民はインフレになると思っていなかった。
だって値上げするトコなかったじゃん。
値上げしなかったのは、企業努力の結果なんです。えらい!
内容量を減らす「ステルス値上げ」はありましたけどね。
いくら日銀総裁っている偉いヒトが「2%インフレ」を叫んでも、
国民は目の前に値上げがないと、信じません。
値上げを信じていない時に値上げすると、どうなるか?
鳥貴族の悲劇
居酒屋チェーン、鳥貴族は2017年10月に6%値上げしました。
焼き鳥1本280円→298円。18円の値上げです。
18円の値上げが客離れを起こし、売り上げが下がってしまったのです。
長引くデフレで「値上げを許さない消費者」が出来上がっていました。
確かにウチの妻も、ヨーグルトの値段10円違うだけで別のスーパーに行きますもん。
消費者が値上げを許さないため、企業も値上げできない状況だったんですね。
インフレの進行
ところがウクライナ危機と円安で、ガソリン価格は4週連続の値上げ。
さらにこの春から食料品も値上げを発表。
ガソリン、食料品って、人びとが値上がりを実感するトップ2なんですね。
「あー、とうとう来たか・・・」
「値上げを許さなかった消費者」が、「値上げを受け入れる消費者」へ変わろうとしています。
さらにインフレを進める要因が。
賃上げも現実に
ずーーーーーーっと据え置かれていた賃金が、いよいよ上がろうとしています。
中小企業に波及するかどうかはこれからですが、
サラリーパーソンは安堵しているでしょう。
既にお金はある!
貯金がある状態で、これから賃金が上がると予想できると、人々は安心して買い物をするようになります。
さらに「マンボウ」こと「まん延防止等重点措置」も解除になります。
経済が回り出します。
インフレはインフレを呼ぶ
値上げが無事に行われると、どうなるでしょう?
企業もさらに値上げしやすくなるんですね。
神様からお許しが出るわけですから、企業側も強いわけですよ。
で、値上げできて業績が上向くと、賃金も上げやすくなります。
2022年春の満額回答は、値上げがもたらしたモノでしょう。
給与アップでさらに値上げしやすくなり、今後ともインフレは進むと思っています。
一投資家としての予想ですけどね。
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