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医師のための金融危機対策ガイド:今、株を買うべきか?

医師のための金融危機対策ガイド:今、株を買うべきか?
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日経平均は史上最高値を超えてきました。

新NISAも始まり、投資熱が高まっています。

SNSでも大手メディアでも、投資を勧める記事に溢れています。

しかし、リーマンショックを経験した身としては、気になります。

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もうすぐ金融危機?医師のための安全な投資戦略「本当に金融危機は来るの?」という疑問に答えるこのブログでは、医師としてどのように安全に投資を行えるかに焦点を当てています。リーマン・ショックから得られた教訓と現在の市場動向を踏まえて、将来的な金融危機に備える戦略を提案します。医師の皆さんに送る、賢い投資と資産保護のガイドです。...

巷では「リーマンショックおじさん」と呼ばれそうですが、

本当に今から株を買って良いのでしょうか?

改めて自身の投資戦略を考えてみました。

結論から書くと様子見です。

なおブログを書くに当たって、以下のサイトを大いに参考にしました。

レバナス一本リーマン

ビジネス知識源

流れが分かるよう、細かい点は簡略化して話を進めます。

投資は自己責任でお願いします

●世界の負債が増えている

経済活動では住宅ローンや融資などの借金(=負債)が必要ですが、ものすごい額になっています。

全世界の負債が313兆ドルになったそう。

コレには国債や社債も含みます。

世界GDP合計は93兆ドルなので、その3倍借金していることになります。

年収1,000万円の人が3,000万円借りているような状態。

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まあ、住宅ローンを考えると、普通っちゃー普通ですが、

今は大きな問題が。

●金利が上がっている

日本では低金利が続いていますが、米国では急激に上がっています。

2022年3月は短期金利1%未満でしたが、今は4.6%程度。

理由はインフレ。米国の中央銀行、FRBがインフレ対策として政策金利を急ぎ足で上げました。

金利が上がっているだけなら良いのですが、短期金利が4.6%なのに、長期金利は4.3%。

ん?なぜか長期金利の方が低い。

FRBが利上げすると、短期金利は上がります。が、長期は簡単に反応してくれません。

様々な理由付けがされていますが、いずれにせよ短期金利>長期金利となってしまいました。

コレで困るのが銀行です。

●銀行はどうやって儲けているか?

銀行は短期金利を支払って預金を集め、長期金利を取って企業などに貸し出します。

通常は短期金利<長期金利のため、利益が出ます。

ところが短期金利>長期金利ではマイナスになるため、手を変え、品を変え、何とか利益を生み出している状況です。

利益の出ない融資は減らすため、企業と個人は困ってしまいます。

●企業の内情

多くの企業は、短期金利でお金を借りています。

だって短期金利の方が低いんだもん。フツーは。

しかし、今は短期金利が高い!

かといって長期金利も低くはない。

お金がないと回らないため、高い金利でも借り入れます。

借りられれば良い方で、利益が出ていない企業は融資を打ち切られます。

さて、どうなるか?

●今後起きること

企業と個人で、大変なことになります。さらに進むと銀行も。

企業

融資を受けられなくなった会社は資金繰りに窮し、倒産します。

高い金利を払える会社も、経費削減を考え、賃金を減らします。

それでもダメなら、リストラ!

日本と違い、米国は簡単にクビに出来るのです。恐ろしい。

失業者が増えてきます。

個人

失業したり給料が減ると、まず節約します。

しかし、インフレと金利上昇で生活は苦しくなる一方です。

特に住宅ローンを支払っている人は大変。

例えば年収1,000万円の人が3,000万円の住宅ローンを25年で組んで、最初1%、3年後に5%の変動金利では、

月の返済額が11.3万円→16.7万円と5.4万円も上昇します。

手取りは月60万円程度のため、かなりキツいですよね。

さらに奨学金、クレジットカードのリボなども払えなくなってきます。

企業、個人が返済できなくなると、銀行は火の車。

銀行

倒産した会社に貸したお金は帰ってこない。

失業者もローンが支払えない。

特に不動産ローンの返済不能は、やっかいです。

米国では不動産ローンが払えなくなると、借りていた人は物件を銀行に明け渡して借金チャラに出来ます。

つまり、銀行が損をかぶる構造です。

当然経営は悪化します。

銀行の経営が危ないと広まると、人びとは我先にと預金を引き出す、取り付け騒ぎに発展します。

2023年にシグネチャー銀行やシリコンバレー銀行が破綻したのも、取り付け騒ぎが直接の原因でした。

銀行はお金がなくなり、金融危機へと発展します。

●金融危機を経験した投資家は少ない

コロナショックは銀行の破綻が原因ではなかったので、

直近の金融危機は、リーマンショックでした。

もう16年も前です。

この時、多くの投資家がマーケットから去って行きました。

生き残って投資しているのは、ベテランだけです。

今成功している投資家は、リーマン後にはじめた若い人たちでしょう。

彼らはSNSやメディアで買いを煽っていますが、右肩上がりの時代しか知りません。

痛い経験をした生き残りは、既に警告を発しています。

YouTuberの高橋ダンもその一人。彼がウォール街に入ったのは、リーマンショック直前。

リーマンショックの痛手を、最も感じている一人です。

ワタシもリーマンショックおじさん。

とても気になる毎日。

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では、もし金融危機になったらどうなるだろう?

●金融危機になったら

ココから先は仮定の話なので、一つの物語として話を進めます。

FRBは金利を一気に下げるでしょう。

しかしリーマンショック、コロナショックとも、利下げでは回復していません。

国債を大量に発行してドルを注入することで、ようやく危機は終息しました。

でも、今回は以前のように利下げ・ドルを増刷できるのでしょうか?

利下げをしたら、インフレ再燃する可能性が大いにあります。

また米国債はコロナ禍で急増し、しかも金利上昇で利払いはうなぎ登りです。

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さらに追加発行すれば、GDPで返済できない額にまで借金が膨らんでしまいます。

つまり以前と異なり、次の金融危機・株価暴落にはFRBは対処できない可能性が高い。

その結果、米国株はすごい勢いで暴落し、全世界が金融危機・株価暴落になるでしょう。

まあここまで話を進めてしまうと、推論の確度が落ちてしまいますが・・・。

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●ではどうする?

以前のブログでは、インデックスファンドに小額、定期で投資することを書きました。

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この場合は継続した方が良いと思います。

株価暴落を肌で感じることが、今後の投資生活にプラスになります。

自分の投資戦略としては、今は買い時ではありません。

今後の下落に備えて、キャッシュを貯めています。

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暴落時は株を買う絶好のチャンス。

何を買うのか、現在物色中です。

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●まとめ

さまざまな情報を見て現状を分析し、今後の投資戦略をまとめてみました。

やはり、いま新規に投資することはキケンと思います。

最新ニュースで、会社のトップたちが、自社株を売っていました。

彼らは、我々の知らない何かを、知っているのでしょう。

インサイダーの動きは重要です。

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