こんにちは、山のクマです。
最近は海外から日本へ働きに来ている人が多くなり、当診療所でも診ることが増えてきました。
英語を話せるとまだ楽なのですが、日本語も英語もダメだと、お手上げでした。
今回、ベトナム人患者さんの診察に、Google翻訳が威力を発揮したので、レポートします。
日本語・英語が通じない!
ある日の午後、頭痛を主訴にベトナム人の方が来院しました。一緒に日本人の方が付いてきたため、てっきり通訳をしてくれるのかと思ったら、「できません」と。
日本語は片言、英語は話せないと。フランス語もダメ。
Google翻訳がiPadで使えるため、ベトナム語に翻訳して画面を見せました。しかし、今ひとつ反応がない!
うーむ、Google翻訳も今ひとつなのかな?と思ったのですが、この患者さん、iPadの画面は見るものの、目で文字を追っている雰囲気がありません。
まさか非識字者?と思い、iPadに発音させてみたところ、ようやく通じました!!
普段飲んでいるクスリと同じ成分を処方すること、および内服時の注意点を説明しました。質問がないか聞いたのですが、首を横に振りました。
ほっと一息です。
ベトナムの識字率は高い
調べたところ、ベトナムの識字率は94%です。この患者さん、実は非識字者ではなく、Googleの出した文字が適切でなかった可能性もありますね。
なお、問診にGoogle翻訳を使うコツは、Yes-Noクエスチョンを多用することだと思います。
いずれにせよ、今後ともGoogle翻訳は外国の方の診療に使えると感じました。