診療所経営

集患・増患になる?患者さん向け院内勉強会

患者向け勉強会

こんにちは、山のクマです。

当院では不定期に、患者さん向けの院内勉強会を開催していました。今は行っていません。

自院を宣伝するとき、このような勉強会は良く行われます。

勉強会を実際にやってみて、この方法は開業初期に効果があると感じました。

この記事では、具体的な開催方法、必要な物品、実際の効果をレポートします。

勉強会の内容

合計10回、以下のような内容で行っていました。自院の専門や強い分野、患者さんの多い分野が良いでしょう。

・インフルエンザ
・ガンにならないために
・メタボ健診とは(特定健診)
・虚血性心疾患
・高血圧:2回
・糖尿病:2回
・脳卒中:2回

スライド作成

スライドはパワーポイントで作りました。スティーブ・ジョブズのプレゼンが好きだったため、以下の本を参考にして、アニメーションを多用していました。
スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン→Amazon.co.jp

ジョブズのプレゼンは独特で、異空間に導くような雰囲気がありました。自分でやってみると、それらしい雰囲気にはなるのですが、いかんせん診療所の待合室なので、「異空間」にはなりません。

患者さんは「ポカン」としていたようです。今やるとしたら、もっとシンプルなスライドを作るでしょうね。

必要な物品

勉強会は待合室で行ったため機材は常設できず、簡単に移動できるモノを使っていました。

プロジェクター

当院で購入したモノは、既に生産中止となっています。2,000ルーメンですが、明るさは十分でした。今なら安く買えますので、例えば以下のような製品でも良いでしょうね。
POYANK データプロジェクター 4500lm→Amazon.co.jp

スクリーン

待合室に白い壁はなかったため、自立式スクリーンを利用していました。以下のような製品が良いかもしれません。
イーサプライ プロジェクタースクリーン 100インチ ワイド 16:9 自立式 床置き パンタグラフ式 大型 EEX-PSY2-100HDV→Amazon.co.jp

イベント用マイク・スピーカー

そんなに広くない待合室ですが、耳の遠い方もいるため、マイクを使っていました。やはり当院で使っていたモノはもうないため、例えば以下のような製品になるでしょう。
サンワダイレクト ワイヤレスマイク スピーカーセット 拡声器 ワイヤレスマイク2本付 会議 イベント 対応 40W 400-SP066→Amazon.co.jp

ポインターマウス

説明しながらスライドを操作できるポインターマウスは、勉強会の強力なツールです。私も昔のロジクールを使っていました。
ロジクール ポインター R400t ブラック 赤色レーザー プレゼンテーション R400

周知方法

勉強会の案内は、2つの方法で行っていました。

町内会にお願いして、案内状を回覧板で回してもらう

当院の近辺では町内会がしっかりしているため、診療圏内の町内会長さんにお願いして、勉強会の案内を回覧板で回してもらっていました。
患者向け院内勉強会会長宅を一件ずつ回って案内用紙を渡すため、結構面倒です。しかし、この一手間をかけることが、地域の重鎮に自院をアピールするために重要です。

院内にイーゼルを立て、ポスターを掲示する

パワーポイントでポスターをA3サイズで作り、ラミネートで閉じて、掲示していました。他の掲示物に埋もれないよう、ボードにマグネットで貼り付けていました。
ホワイトボード 無地 片面 立て看板 ミーティングボード 高さ調整→Amazon.co.jp

ポスターはこのような感じです。
患者さん向け勉強会

実際の勉強会

勉強会は、土曜日、午後の診療時間前に行っていました。時間は30分程度。プレゼン15分、質問プラス撤収15分です。
患者さん向け勉強会
診療時間前に行うことで、勉強会に来てもらいながら受診を促せれば、と思ってこの時間にしました。

勉強会終了後はアンケートを書いてもらい、それに使ったボールペンは持ち帰ってもらいました。ボールペンは、製薬メーカーからもらったモノが大量に余っていたため、出来た芸当です。

毎回15人程度、来てくれました。

集患・増患の効果は?

結論から言うと、勉強会には、集患・増患効果はなかったように思います。参加してくれた方々は毎回同じ顔で、しかも当院かかりつけでした。残念。でも、1人だけ、新しくかかりつけになってもらいました。

しかし、町内会長宅を一軒ずつ回ったこと、回覧してもらった案内状、患者向け勉強会をやっている事「そのもの」が、良い口コミを生んだと感じています。

知り合いから、「この病院、患者さん向けの勉強会をやっているんだね。なかなか良いね」と町内の人が話していると聞きました。

まとめ

以上、患者さん向け勉強会について、書いてきました。

勉強会に来てもらって、そのままかかりつけになってもらう、という戦略は上手くいかなかったと思います。

しかし、勉強会をやっている事、町内会で回した案内などが、良い口コミを生んでくれました。

当院のデータでも、受診動機の第一位は「口コミ」です。患者向け勉強会は、良い口コミを作るツールなのだと思いました。

ただ、勉強会を行うことは時間と手間がかかるため、最近は行っていません。

今はこちらのブログで書いた、患者向けパンフレットを主な集患・増患対策としています。

集患・増患対策パンフレット
集患・増患にもなる?患者向けパンフレットの作り方こんにちは、山のクマです。 当院では、病気説明の患者さん向けパンフレットを作成しています。 以前は製薬メーカーや日本臨床内科...

患者向け勉強会はイベント的な手法ですので、

・開院初期に行い、地元のインフルエンサー(町内会長など)を通して自院を広く知ってもらう
・産業医先やサークルなどから依頼されたときに行い、自分の得意分野を知ってもらう

等で威力を発揮すると思います。

また、勉強会の内容をホームページに反映させることで、手間をかけずに自院の強みを知ってもらう事も出来ます。

以上、参考にしてみてください。