先日、山形の日本酒、泉氷鑑(いずみひょうかん)の匠雪を飲みました。山形のサケ、好きなんですよ。
ふくよかな香りで、それでいて後を引かない、飲みやすいお酒です。合わせた料理も含め、レポートします。
泉氷鑑はどんなお酒?
山形県の南、米沢市にある「新藤酒造」が作っています。
こちらのサイトから、引用します。
■「泉氷鑑」の由来
泉:九郎左衛門のある山形県上郷の地は吾妻山系の雪解け水が滾々と泉のようにわき上がる様子から
氷鑑:禅の言葉で「身を清まる」という意味
泉氷鑑は「一口飲めばそのおいしさが体の隅々まで清まるが如くいきわたる酒を目指す」という意味を込められています。
直田米にこだわった「雅山流」と異なり、泉氷鑑は直田米だけではなく選び抜かれたいくつかの酒造好適米を使っているところが特徴です。
新藤酒造のサイトを見ると、泉氷鑑を扱っているお店はあまり多くありませんね。
泉氷鑑の味わいは?
抜栓してすぐは、穏やかな味わいです。日本酒独特の香りもあまりせず、飲みやすい。
室温(25℃くらい)では柔らかい感じですが、冷やすとキリっとしまった感じで、人によっては辛く感じるでしょう。
冷蔵庫に保管して2日後にまた飲んだのですが、とても香りが豊かになっていました。初日よりおいしく感じます。最近の日本酒は、抜栓後少し置いたほうが良いですね。
両日とも、ふくよかな香りがし、柔らかい口当たりで、それでいてべたっとした後味にならず、きれいに引いていきます。うむ、うまい!
合わせた食事はとんかつ
総菜のとんかつを買ってきて、合わせました。豆知識ですが、総菜のとんかつはレンジで温めた後、オーブントースターにくしゃくしゃとしたアルミホイルを敷いて、その上で1~2分ほど焼くと、衣がカリッとしておいしくなります。
とんかつソースとからしをつけて、泉氷鑑と合わせました。相性抜群です。口の中に残ったとんかつの脂を、泉氷鑑が優しく包んで、きれいに流してくれます。飲み込んだ後は口の中がさっぱりして、またとんかつを食べたくなります。食べ過ぎに注意。
なお、妻がゴーヤを砂糖、塩、マヨネーズで痛めたものを作ってくれたのですが、こちらも美味です。マヨネーズと砂糖がゴーヤの苦みを和らげてくれて、とても食べやすい。泉氷鑑とも合います。
これから秋、冬に向かって魚の脂がのって、おいしくなります。刺身、すし、焼き魚と合わせると、旨そうです。なお、今年もサンマは高くなりそうで、かなり残念です。
まとめ
泉氷鑑、旨い日本酒でした。山形の酒も、十四代が出たあとから、かなりレベルが上がりました。
新酒鑑評会では福島県が強いのですが、山形県の酒は香りが高く、それでいて料理とも合います。ワインもそうですが、アルコールは料理に合わせて楽しみたいものです。
またうまい日本酒がありましたら、紹介したいと思います